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返す?返さない?お歳暮のお返しに関する常識や方法とは

返す?返さない?お歳暮のお返しに関する常識や方法とは

お歳暮を貰うことがありますが、そこでまず考えるのは返すべきかどうかという部分ではないでしょうか。また、いざお返しをするとなった場合に、どのようにすればいいのかわからないという方もいらっしゃるでしょう。そこで今回は、お歳暮のお返しに関する常識や方法についてご紹介いたします。

お歳暮のお返しに困ってしまう

お歳暮の時期になると、人によっては非常に多くの方からいただく場合もあります。いただくこと自体は非常にありがたく嬉しいことです。しかし、お返しの過渡を考えると困ってしまう方も多いのではないでしょうか。贈り物をもらったままで何もしないというのはマナー違反になりますので、まずはお返しをすることを考えるでしょう。

しかし、数件ぐらいであればなんの問題もありませんが、10件以上などのように大量になってくると用意をすることも大変ですし、何にするのか選ぶことも大変です。また、感謝の気持ちとしていただいたものに対してお返しをしたらきりがないという面もあります。

また、金額についても困ってしまうポイントではないでしょうか。いただいたお歳暮に対してお返しをする場合には同等の金額帯のものがベストです。しかし、調べてわかるようなものであればいいのですが、わからないとなった場合にはお返しの品物選びが難しくなります。高額すぎても安価すぎても失礼にあたるため、慎重な品物選びが求められてしまいます。感謝の気持のお返しであるにも関わらず心身ともに疲れてしまうようでは本末転倒です。

お返しをいつまでにしなければいけないのかという部分も忘れてはなりません。もらってすぐにお返しできればなんの問題もありません。しかし、実際にはいただくとは思っていなかった場合には準備ができないため、いただいてからお返しをするまでにどうしても時間がかかってしまうこともあるでしょう。リミットがいつなのかわからないことがストレスになってしまうことも考えられます。

お返しは不要が基本

お歳暮のお返しですが、結論から言うと基本的には不要です。贈り物をもらったままでいいとは、不思議に思う方も多いのではないでしょうか。お歳暮は感謝の気持ちとして贈るものです。それに対してお返しをしていてはラリーが続くだけでキリがありません。そういった考え方によって、基本的にお返しはしなくてもいいというのが一般的となっているのです。

お礼はしっかりしよう

とはいえ、もらったまま何もしなくてもいいというわけではありません。まずまっさきに行うべきは「お礼」です。これは物を送るのではなくお礼を言葉で伝えるというものになります。直接手渡しで頂いたのであればその際にしっかりとお礼を伝えることになるでしょう。

配送の場合には予期せぬタイミングでいただくことになりますので、電話などでお礼を伝えるようにしましょう。言葉で伝えるというのが最も丁寧ですので、電話でというのがおすすめです。電話で簡単に伝えた、あるいは電話がつながらなかった場合には、お手紙を送ることをおすすめします。

お手紙を送るベストなタイミングは当日ですが、すぐには難しいこともあるでしょう。3日以内であれば許容範囲内ですので、その期間で送るようにしましょう。ただし、親しい友人や親族に対してはお手紙は不要です。電話やメール、メッセージなどで伝えるだけで十分です。

お返しにふさわしい時期

お歳暮のお返しをするケースも実際には存在しています。たとえば目上の方からいただいた場合や、感謝の度合いが同格である場合などが該当します。お礼だけでなくお返しの品を贈ることになりますが、お歳暮という名目は避けるようにしましょう。

お返しにふさわしい時期ですが、「いただいてから3〜4週間のタイミング」です。できるだけ早くお返しをしようと考えてしまいがちですが、あまりにすぐにタイミングでお返しをしてしまうと、「気を遣わせてしまったのではないか」とお相手にプレッシャーを与えてしまうことになりかねません。一方1ヶ月以上経ってしまうとさすがにお返しとしては遅い印象を与えてしまうでしょう。

明確に基準があるわけではないので、お相手の気分を害してしまうようなことがなければどのタイミングでも問題はありません。しかし、後回しにしてしまうと思っている以上に時間が経ち、タイミングを逃してしまう可能性もありますので、今回ご紹介したタイミングを一つの目安として考えるといいのではないでしょうか。

お礼状の書き方

お返しをせずに、お礼状だけで済ませるというケースが多くあります。その場合にはお歳暮をいただいてから3日以内には遅くとも投函するべきです。お歳暮をいただいてから準備をするのではタイミング次第では間に合わなくなってしまう恐れがありますので、お歳暮の時期を意識して事前にレターセットなどを用意しておくとスムーズです。最低限はがきや便箋封筒、切手があれば問題ありません。

お礼状の書き方ですが、ビジネスと個人で若干異なりますが、以下の通りとなります。

ビジネスの場合

基本的な文章の構成は決まっています。以下をベースにするといいでしょう。

  • 「拝啓」などの頭語
  • 文頭の挨拶
  • お相手の安否
  • 日頃のお礼
  • 本文(お歳暮に対するお礼)
  • 文末の挨拶(「お相手の繁栄を祈る」など)
  • 「敬具」などの結語

個人の場合

基本はビジネスと同じですが、お相手の方との関係性を意識して具体的な表現などを取り入れてもいいかもしれません。

縦書きと横書きで迷ってしまうかもしれませんが、お礼状に関してはどちらでも問題はありません。便箋などに合わせる形でもいいでしょう。

まとめ

基本的にお歳暮のお返しはしなくても大丈夫です。ただし、お返しをすることによって良好な関係の維持につながる点は否めませんので、関係性などを考えた上でお返しをするというのもおすすめです。「有限会社大秀商店」では、長持ちすることで人気の干物を多数取り扱っております。のどぐろの干物は多くの方に喜ばれますので、ぜひお歳暮のお返しの品にお選びください。

お歳暮の贈りものにも人気!魚を贈ると喜ばれる理由とは?

お歳暮の贈りものにも人気!魚を贈ると喜ばれる理由とは?

年の瀬が近づくと、1年の締めくくりとして、お世話になった方にお歳暮を贈る方が多いのではないでしょうか。相手の好みやどのような品物を贈っていいか分からない時は、相手が日常で消費できる食品や日用品を贈るのがよいとされます。

ここでは、お歳暮を贈る意味や贈る時期、お歳暮に魚が喜ばれる理由、お歳暮に贈る人気の海の幸について解説します。お歳暮に海の幸を贈ろうかと悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

そもそもお歳暮とは

お歳暮とは、1年間お世話になった方に、お礼の気持ちとこれからもおねがいしますという新年のあいさつもこめて、年の瀬に贈る品物のことです。

以前は、お歳暮はお世話になった会社の上司や仕事関係の方に贈るものとされていました。しかし近年では、親しい友人や実家に贈るなど、手軽に楽しめる贈りものとして好まれています。

お歳暮を贈る時期

お歳暮を贈る時期は、地域によって異なり、大まかに2つの地域に分けられます。東日本の中でも関東地方は早く、12月上旬~12月20日程度、西日本は期間が狭まり、12月13日~12月20日程度とされています。しかし、年末年始に食べられる食品類は年末に配送されるように手配する場合もあるでしょう。

お歳暮に魚が喜ばれる理由

「年取り魚」という言葉を耳にしたことはないでしょうか。お歳暮の時期になると、たびたび耳にする言葉です。「年取り魚」とは大晦日の日に食べる魚のことをいいます。

新年に神様を迎えるために、魚を神様にお供えたしたことがはじまりとされています。配送事業が発展していなかった時代は、魚が腐らないように塩漬けした魚をお歳暮として贈っていました。配送に時間がかかってしまうためという原因です。その魚を贈る風習が現代にもそのまま伝わり、縁起が良い魚をお歳暮として贈ることが人々に好まれています。

また、「年取り魚」として食べられる魚は地域によって異なります。東日本では鮭、西日本ではぶりとされています。どちらも縁起がよい魚として地域によって、大晦日の日に食べる風習があるようです。

北陸地方では、嫁の実家から嫁ぎ先に出世魚のぶりを贈る風習があります。九州では逆に婿の実家から、嫁の実家にぶりを贈る風習があるのです。それぞれの風習には、出世に対する願いや感謝の気持ちがこめられています。

お歳暮に人気の海の幸

お節やおもてなし料理でよく食べる海の幸は、贈った相手に喜ばれる傾向があります。年末年始は、たくさんの人が集まり特別な食材を食べる機会が多くあります。近年では、地方の特産物をお取り寄せでき、新鮮で普段食べられないような海の幸を、贈り物として購入できるようになりました。お取り寄せできる、お歳暮におすすめの海の幸をご紹介します。

  • 生ズワイガニ
  • いくら
  • かき
  • ホタテ
  • 干物類

人々が集まって食べる品物として、生ズワイガニは人気があります。特別な日や旅行に行った時などしか、なかなかたべる機会がありません。またお正月料理のお節にかかせない、いくらとホタテは活躍の場が広い品物です。お酒のあてやご飯のおともにもなる干物類は、冷凍ならば日持ちする品物です。干物類は、年配の方から子どもまで食べられるので、何を贈ろうか悩んでいる方におすすめでしょう。

海の幸の価格帯

では、海の幸のお歳暮における相場価格はどのくらいなのでしょうか。一般的なお歳暮の相場が3,000~5,000円とされています。それらに比べると海の幸は高くなる傾向があります。

海産物によって価格は異なりますが、カニやいくらなどは頻繁に食べる品物ではないので割高傾向です。しかし、とくにお世話になっている方には、高額な品物を贈ることがあります。干物類や焼き魚などは日持ちする品物ですし、一般的な相場の価格帯の品物が多くあります。贈る人の家族構成やあなたとの関係性、年齢などで贈る価格は決めるようにしましょう。

また、お歳暮は毎年贈り続けるものとされています。そのため、年によって価格が変わることは失礼にあたります。負担にならない価格で品物を決めるようにしましょう。

海の幸を贈る時に気をつけること

海の幸を贈る時に気をつけなければいけないことがあります。海の幸は生ものが大半です。そのため、配送される時は冷蔵か冷凍扱いとなり、相手に直接配送しなければなりません。

お歳暮のマナーとして、相手に直接品物を手渡しすることが良いとされています。しかし、近年は物流の発展とお互い多忙なこともあり、手渡しではなく配送することが主流となっています。

海の幸を贈る時は、相手の都合を確認してから配送の手配をしましょう。また、海の幸の好みやアレルギーもあるので、相手に事前に確認することをおすすめします。

まとめ

ここでは、お歳暮に魚を贈ると喜ばれる理由や人気がある海の幸、贈る時の注意点について解説しました。

日持ちがする干物はお酒のあてにもなり、贈り物として喜ばれる品物です。「有限会社大秀商店」では、お歳暮に最適な、のどぐろやカレイの干物を販売しています。お歳暮で何を贈ろうか悩んでいる方は、ぜひ有限会社大秀商店の干物を選んでみてください。

お歳暮を贈る正しい時期とは!贈る時のマナーも重要です

お歳暮を贈る正しい時期とは!贈る時のマナーも重要です

お世話になった方に、一年間の感謝の意味とこれからもおねがいしますという、新年のあいさつの意味もこめて贈り物をする風習が、日本には古くからあります。

ここでは、お歳暮の意味や由来、贈る時のマナー、贈るのに正しい時期について解説していきます。お歳暮を贈る時の、参考にしてください。

お歳暮の起源

お歳暮の言葉の意味は、文字通り歳の暮れのことです。日頃お世話になっている方に、一年の締めくくりとして感謝の気持ちをこめて贈るものがお歳暮です。

お歳暮が始まったとされているのは、室町時代といわれています。起源は中国とされています。新年に家々の先祖の霊を祭るときに捧げるお供え物を、家元や近所の人が持ってくるという日本の風習が結びつき、お歳暮として伝わりました。江戸時代、明治時代に全国に広まり、昭和30年ごろに現在のような形になったといわれています。

お歳暮を贈る正しい時期

お歳暮を贈る時期は、各地方で異なります。最も早い時期とされている関東地方では、12月初旬~12月20日前後です。北海道や西日本では、時期が狭まり12月13日~20日前後とされています。近年では11月下旬から配送の手配を始める方もでてきています。

どの地域もお正月準備で忙しくなる年末はさけ、12月20日を目安とし、相手に届くように手配するのが好ましいでしょう。

例外として、年末年始に食べる食品類は年末に届くように手配することもあります。贈り先の地域によって正しい時期は異なるので、事前に調べてから、贈るようにしましょう。

お歳暮を贈る時のマナーとは

お歳暮を贈る時には、いくつかのマナーがあります。本来は相手の自宅を訪問して、直接渡すことがマナーです。しかし、近年は物流の発展とお互いに忙しくなったこともあり、手軽にやり取りができる配送を利用することが多くなっています。どちらの方法にせよ、最低限のマナーは必要です。とくに目上の人に贈り物をする時は、マナーを知らないと失礼にあたることもあります。注意するポイントを簡単にまとめました。

相手の都合を考える

手渡しする場合や配送する場合でも、相手が受け取れるタイミングで日にちや時間を指定することが大切です。常温保存が可能なものはよいのですが、冷蔵や冷凍品など、日持ちしないものは確認が必要です。

また、受け取った日から消費できる品物を贈るようにしましょう。相手が家を長期間留守にする場合は、常温で日持ちする品物を選ぶように心がけましょう。

喪中の相手に贈る時

自分や相手が喪中の場合でも、お歳暮を贈ること自体は問題ありません。しかし、配慮が必要です。喪中の相手に贈る時は、大変な時期である四十九日は避けるように気をつけましょう。

また、一般的にお歳暮ののし紙に使われる紅白の蝶結びの水引はさけ、白無地の奉書紙と黒白の水引を使うようにしましょう。

贈る品物は相手の好みの品物を選ぶ

お礼の気持ちをこめて贈る品物がお歳暮です。贈った方に喜んでもらえる品物を贈りたいものです。贈る品物の予算を考慮しながら、相手の好みの品物を選ぶようにしましょう。そのためには、相手の家族構成や相手の好みを事前に把握しておく必要があります。

お中元とお歳暮どちらも贈るのか

お中元とお歳暮を必ず、どちらも贈らなければならないという決まりはありません。しかし、お中元を贈っている場合は、お歳暮も贈るようにしましょう。なぜなら、近年は一年の締めくくりであるお歳暮の方が、重要とされているからです。また、来年のあいさつもこめたお歳暮は、お中元よりも高めの商品を贈る人が多い傾向があります。

贈って喜ばれる定番の品物は

お歳暮の品物を贈るならば、相手にも喜んでもらいたいものです。お歳暮の相場は厳密にはきまっていませんが、およそ3000~5000円といわれています。

贈る方との関係性や年齢によっても変わってきます。親しい関係の方なら3000円程度、日頃からお世話になっている方には5000円程度といわれています。どのような品物を贈っていいか迷っている方に、予算の中で喜ばれる定番の品物を紹介します。

  • お酒類
  • 洋菓子、和菓子
  • 飲料類
  • ハム、ソーセージ
  • 海鮮類、水産加工品
  • 洗剤

家族構成によっても喜ばれるものはかわってきますが、お子様がいる家庭では、飲料類や洋菓子、和菓子は喜ばれる傾向です。親戚の集まることが多い年末年始に、お酒類は重宝します。またお歳暮はお中元よりも価格が2割程度高くなる傾向です。そのため、ハムやソーセージ、海鮮類や水産加工品など、普段買わないような高級な食材を贈る方もいらっしゃいます。

まとめ

ここでは、お歳暮を贈る時期や贈るときのマナー、贈って喜ばれる定番の品物について解説しました。お歳暮では、普段食べる機会の少ない高級食材が喜ばれる傾向にあります。

「有限会社大秀商店」では、お歳暮に最適な、のどぐろやカレイの干物を販売しています。美味しいお魚を贈りたいと考えている方は、ぜひ一度お気軽にお問い合わせください。

意外と知らない?お歳暮の正しい贈り方やマナーについて

意外と知らない?お歳暮の正しい贈り方やマナーについて

お歳暮という習慣自体は知っているという方は多いでしょうが、正しい贈り方について理解している方となると意外にも少ないのではないでしょうか。マナーに関する部分でもありますので、社会人として理解しておくことは大切です。そこで今回は、お歳暮の正しい贈り方やマナーについてご紹介いたします。

手渡しでの正しい贈り方

贈り物をする上で最も丁寧なのが「手渡し」です。面と向かってお渡しすることになりますので、単に物だけを贈るのと比べると手厚さを感じることが出来ます。お歳暮自体がそもそも一年の感謝の気持ちとして贈り物をするという習慣ですので、手渡しをする際に感謝の気持を伝えることによって、よりお相手の方に伝わりやすいという点がメリットとしてあげられます。

手渡しをする際のマナーですが、以下に気をつけましょう。

訪問する時間帯

訪問する時間帯をまずしっかりと考えなければなりません。朝早くや夜間ですとマナーが悪いと思われてしまう可能性があります。感謝の気持ちを伝えるために訪問するにも関わらず、迷惑をかけてしまっては本末転倒です。在宅かどうかも重要なポイントですので、事前にお相手の予定などを確認しておくといいでしょう。

服装・身だしなみ

堅苦しく考える必要はありませんが、あまりにカジュアルすぎてもマナーがなっていないと思わせてしまう恐れがあります。たとえば男性であればハーフパンツなどが該当します。ただし、最低限の清潔感にさえ気をつけておけば問題はありません。オフィスカジュアルのようなファッションであれば無難です。

お歳暮の状態

お歳暮の品は数多くの選択肢がありますので、実際に何を渡すかというのは都度変わるでしょう。手渡しをする際にそのままではあまりに味気ないので、しっかりと風呂敷あるいは紙袋で包んだ状態にするようにしましょう。ここで気をつけてほしいのが、お渡しするのは品物だけという点です。風呂敷や紙袋ごとお渡ししてしまうことがないように注意しましょう。

ただし、手渡しは可能な範囲が限定されてしまうという面があります。日本全国どこへでも気軽に行ける方は限られるでしょう。とくにお歳暮のためだけにとなると、気軽に行ける範囲だけになります。

配送での正しい贈り方

配送の場合ですと、日本全国あるいは海外にまで贈ることが可能というのが最大のメリットとして挙げられます。遠方の親戚や友人・知人に対しても、何も気にすることなく贈ることが可能というのはとても素晴らしいことです。また、スケジュールの調整が不要という点もメリットになります。

手渡しですと、お互いにそのための時間を作る必要がありますので、スケジュール調整自体にも手間がかかりますし、当日の時間まで使うことになってしまうというのは事実です。こちらの都合で贈り、お相手もわざわざ時間を作ることなくご自身の都合に合わせて受け取りが可能となります。

配送での贈り方として欠かすことが出来ないのが、「挨拶状(送り状)」です。インターネットなどでも気軽に発送手配が可能ですので、ついつい油断してしまうと品物がむき出しの状態で届けられてしまう恐れがあります。お歳暮を贈るわけですから、挨拶状をしっかりとつけることで直接の挨拶や感謝の気持ちを伝える代わりとするのです。

また、タイミングにも気をつけましょう。お歳暮のシーズンでは多くの方が配送を利用することになります。いわゆる繁忙期となりますので、日時指定を駆使するあるいは余裕を持って配送手配をすることによって、お歳暮のジャストタイミングでお相手の手元に届けることが可能となります。

お歳暮のマナー

お歳暮で重要なマナーとしてあげられるのは、「のし紙」です。のし紙をしっかりと付けることによって、その贈り物がお歳暮として認識されるようになります。万が一のし紙のない状態で渡してしまった場合、実際なにかが変わってしまうわけではありませんがお歳暮としてはマナー違反となってしまいます。そもそも何の贈り物なのかわからないという時点でNGです。

のし紙で気をつけてほしいのは以下の3箇所です。

のし上

いわゆるのし紙のタイトルに当たる部分です。この部分にお歳暮とかいてあることによって、お歳暮の品と認識してもらうことが可能となります。基本的には「お歳暮」または「御歳暮」のいずれかで表記するというのが一般的です。1文字目がひらがなか漢字かだけの違いとなり、どちらも同じで意味などに違いは生まれませんので好みで決めてしまって大丈夫です。

水引

のし紙の中央部分に描かれている絵柄のことです。蝶結びのリボンのような絵柄となっており、ご存じの方も多いのではないでしょうか。お歳暮の場合には、この蝶結びのリボンは紅白というのが定番です。左右で色が紅白に分かれておりおめでたい雰囲気を表現しています。

のし下

水引の真下に書く送り主の名前の部分です。のし上の延長線上を意識して、中心がずれてしまわないように気をつけましょう。一般的には苗字あるいは氏名を書くことになります。決まりはありませんが、苗字だけですと同じ名字の方からのお歳暮があった場合に混乱を招いてしまいますので、氏名で書いたほうが丁寧です。

お歳暮の定番商品

数え切れないほどのバリエーションがあるお歳暮の品物ですが、定番となるのは以下となります。

お酒類などの飲料

ビールやジュースの詰め合わせなどの飲料系は定番中の定番と言っても過言ではありません。

ハムやソーセージ

日持ちするという点もメリットとなる定番の品物です。

水産加工品

干物や魚介類などの水産加工品も非常に高い人気を誇っています。

まとめ

手渡しも配送もそれぞれ正しい贈り方がありますので、基本的にはその方法に沿って対応をするようにするといいのではないでしょうか。「有限会社大秀商店」では、定番の商品のひとつである干物を取り扱っております。のどぐろをはじめとする極上の干物を多数取り揃えておりますので、お歳暮にぜひご検討ください。

カレイの一夜干しとは?カレイの種類や美味しい食べ方、保存方法を解説!

カレイの一夜干しとは?カレイの種類や美味しい食べ方、保存方法を解説!

島根県ではカレイがたくさん獲れるため、カレイの一夜干しが特産品になっています。ここではその干物、とくにカレイの一夜干しについて使われているカレイの種類や美味しい食べ方、保存方法などについて解説します。ぜひ、美味しいカレイの一夜干しについて詳しく知ってみてください。

カレイを一夜干しにする理由は?

カレイを一夜干しにすると、カレイのたんぱく質が分解されてうま味成分であるアミノ酸になります。それに加え、魚は熟成により筋肉中のATPという物質が、うま味成分のイノシン酸に変わるので、より美味しくなります。また、水分が減る事で味が凝縮されるので、うま味をしっかりと感じられるのです。
 

カレイの一夜干しに使われているカレイの種類は?

島根県でよくカレイの一夜干しに使われているカレイの種類はエテガレイと水カレイ、ササガレイの3種類がありますので、順に解説していきます。

エテガレイ(ソウハチガレイ)

エテガレイは正式名をソウハチガレイといい、ソウハチなどと呼ばれています。関東などでは鮮魚で出回ることはあまりなく、大体が干物として流通しています。産地では安価で庶民的な味ですが、干物は一般的な魚の干物と比較するとやや高価といえます。

味に関しては、脂がのっていて独特な渋みと強いうま味があり、クセのある干物がお好みの方やエテガレイを食べたことのない方はぜひ食べていただきたい種類です。

水カレイ(ムシガレイ)

水カレイは一般的に虫食い状の模様があるため、ムシガレイと呼ばれています。こちらもエテガレイと同様に関東では鮮魚として出回ることは稀で、ほとんどが塩干ものでの取り扱いになります。

生で食べると水っぽさを感じることから水カレイと呼ばれていますが、干物や加熱することで本領発揮するカレイです。カレイの干物として定番ではありますが、身離れがよく皮に独特の風味があるもののクセはなく、うま味豊かな大変美味しいカレイになります。

ささがれい(ヤナギムシガレイ)

ささがれいは関東などではヤナギムシガレイと呼ばれているカレイで、小さなものは安価ですが、抱卵期の大きなささがれいは高い値がつくため、「カレイの女王」とも呼ばれるほどの高級魚となります。

焼き物として使われることも多いのですが、ささがれいの一夜干しも絶品です。干すことでうま味が増し、カレイの美味しさを十分に味わうことができるのでぜひおすすめしたいカレイになります。

カレイの一夜干しの作り方

カレイの一夜干しは次のような行程で行われます。

  1. カレイのウロコを丁寧に落とす
  2. 内臓を取り除く
  3. 海水と同じくらいの塩水に漬ける
  4. 洗って串に刺していく
  5. 冷風乾燥させる
  6. 出来上がり

カレイの一夜干し作りの作業は、カレイを傷めないように素早く正確に行う技術や、季節や気候によって塩水の塩分濃度を変えるなどの熟練者の判断が必要不可欠です。

カレイの一夜干しの美味しい食べ方

カレイの一夜干しの美味しい食べ方のコツは、中火で注意しながら焼くことです。カレイは比較的脂が少ないので、ふわふわした食感や身の味を楽しむために焦がさないように気を付けて焼き目をつけましょう。焼き目がついたらひっくり返すのは一度だけで、なるべく魚をいじらないのが美味しい一夜干しの焼き方のコツです。

フライパンでもグリルでも焼くことができますが、フライパンの場合はクッキングシートを使うとくっつきにくくなります。グリルの場合はキッチンペーパーにサラダオイルを染み込ませて網に薄く油を塗る事でくっつきにくくなるのでおすすめです。

カレイの一夜干しの保存方法

ニオイ漏れや酸化を防ぐため密閉できるフリーザーバッグやラップで包み、チルド室で保存するのがおすすめです。ただし、冷蔵保存は賞味期限内に食べられるときだけで、食べきれないときには必ず冷凍保存をしましょう。

冷蔵保存するときと同様にフリーザーバッグに入れるかラップで厳重に包むなどして安定した平らな場所に置きます。開閉時の温度変化で傷みが早くなるので冷凍庫の奥に入れるのが無難です。冷凍保存した場合の干物の賞味期限の目安は30日ほどなので、できるだけ早めに食べるようにしましょう。

まとめ

この記事ではカレイの一夜干しについて、使われている魚や美味しい食べ方、保存方法などについて解説しました。一夜干しは魚のうま味を増やせるので、白身で淡泊な味わいのカレイにぴったりの加工方法です。「有限会社大秀商店」では、今回ご紹介したエテガレイや水カレイ、ささがれいの一夜干しをご用意しておりますので、ぜひお試しください。

カレイとはどんな魚?有名産地や旬、美味しい食べ方を解説!

カレイとはどんな魚?有名産地や旬、美味しい食べ方を解説!

カレイはスーパーマーケットなどで一年中安く手に入り、馴染みの深い魚ですが、どのような魚か詳しくはご存じないという方も多いでしょう。この記事では、カレイに関する知識や産地、旬、美味しい食べ方などについて解説します。カレイを買う際、食べる際にはぜひ参考にしてみてください。

カレイとは?

カレイは水深100mの浅い海から1000mの深海の海底に生息している魚です。体がとても平たく、「左ヒラメに右カレイ」というように、両目が身体の右側についているのが特徴でしょう。体表の色素細胞を周囲の環境に合わせて変えられるので、砂や泥そっくりの色など隠れることができます。

よくヒラメと比較されますが、ヒラメは比較的俊敏に動くのに対し、カレイは砂底からあまり動かないおっとりした性格です。また、ヒラメよりカレイの方が長寿で、カレイは50年もの長い間生きる種類もいるようです。そのため成長が遅く、ヒラメに比べると養殖には向いていないといわれています。

名前の由来

カレイの名前の由来は諸説あります。古くは体の色が枯れた木の葉のような色をしていて、魚のエイに似ていることから「カラエイ」と呼ばれていました。それが訛っていくうちにカレイと呼ばれるようになったと言われています。

漢字で書くと「鰈」と書きますが、これは葉っぱのように平たい魚という意味です。ヒラメは「鮃」と書き、やはり平たい魚という意味なのが、面白いですね。
 

カレイの種類

日本で獲れる種類だけでも数十種類いて、ほぼすべての種類を食べることができます。食用として流通が多く、人気があるのはマガレイ、メイタガレイ、マコガレイ、カラスガレイなどです。他にもホシガレイやマツカワ、ヤナギムシガレイなど、高級魚とされるカレイもいます。

どんちっちカレイってなに?

どんちっちカレイとは島根県浜田地区の沖合底びき網で漁獲したカレイのことを指します。浜田地区では主に「ムシガレイ(水カレイ)」と「ソウハチガレイ(エテガレイ)」「ヤナギムシガレイ(ササガレイ)」が獲れるので、これらのカレイが「どんちっちカレイ」とされています。

島根県でカレイはポピュラーな魚であり、一夜干しは浜田市の特産品として有名です。産卵前のカレイは脂がのっていて、絹のようなふんわりやわらかな身質にくわえ、うま味と甘味がちょうどよくとても美味しいです。

とくにヤナギムシガレイは漁獲量が少なくなったこともあり、「幻の魚」と言われていた時期もあるほど美味しいので、カレイの中では高級魚として扱われています。

美味しいカレイの特徴は?

美味しいカレイの特徴は、表面がツヤツヤふっくらとしていて張りがあるものを選びましょう。また眼が白っぽくないものが新鮮です。

カレイの有名な産地はどこ?

主なカレイの産地は、漁獲量が多いところで北海道や青森県、島根県、岩手県、宮城県などが有名です。また北海道で獲れるとても大きなマツカワの「王鰈(おうちょう)」や、漁獲量は少ないものの非常に美味しいことで有名な大分の「城下カレイ」など、各地にブランドカレイが存在します。島根県でもソウハチガレイやムシガレイ、ヤナギムシガレイがどんちっちカレイと名づけられ、たくさん水揚げされています。

カレイの旬はいつ?

カレイの旬は、主に産卵前の卵をもった子持ちカレイが獲れる時期を指します。時期はカレイの種類によって異なるので、ほぼ一年中いずれかの種類のカレイが旬を迎えています。

たとえば、春〜夏にかけて旬を迎えるのがメイタガレイやクロガシラガレイです。秋から冬にかけてはイシガレイやマガレイ、ヤナギムシガレイなどがいます。このように種類は変わってしまうものの、カレイは一年を通して美味しく食べることのできる魚といえます。

カレイの美味しい食べ方は?

カレイは種類によって美味しい食べ方が変わりますが、さまざまな料理に用いられる美味しい魚です。とくに人気な食べ方は次のようなものがあります。

  • 甘辛い煮つけ
  • 一夜干しなどの干物
  • 塩焼きやムニエルなどの焼き物
  • 天ぷらや唐揚げなどの揚げ物
  • お刺身やお寿司

あっさりとした白身はクセがなく、さまざまな調理法や調味料と相性が良いのが特徴ですが、やはりカレイといえば煮つけではないでしょうか。あっさりとしてクセがないカレイは、物足りない味にもなりがちですが、甘辛い味がそれを補って相性抜群です。

まとめ

この記事ではカレイの有名産地や旬、美味しい食べ方などのカレイに関する基本的な知識を解説しました。

カレイは北海道や東北地方、山陰での漁が盛んで、漁獲量が少なくてもその美味しさからブランド化しているカレイも存在します。また旬の時期はカレイの種類によってさまざまで、一年を通して美味しいカレイを食べることができます。

カレイの美味しい食べ方はたくさんありますが、とくに煮付けが相性もよく、美味しく召し上がることができると思います。「有限会社大秀商店」では、エテガレイや水ガレイの他にも高級魚とされるササガレイも取り扱っております。美味しい一夜干しもご用意しておりますのでぜひお試しください。

のどぐろってどんな魚?有名産地や旬、美味しい食べ方を解説!

のどぐろってどんな魚?有名産地や旬、美味しい食べ方を解説!

のどぐろはここ数年で知名度が上がってきた魚で、居酒屋や小料理屋などでよく見かけますが、実際のところどのような魚かをご存じでしょうか。ここではのどぐろの基本的な情報や産地や旬、美味しい食べ方について解説します。のどぐろについて詳しく知ったうえで、よりおいしくいただけるようにしましょう。

のどぐろとは?

のどぐろとは正式名称をアカムツといい、全長40cmほどの体色が赤い魚で、水深100m〜200mの場所に生息しています。名前にムツがつきますが、分類上は本ムツやクロムツのようなムツ科ではなく、ホタルジャコ科に分類されます。他にホタルジャコ科に属しシロムツとよばれるオオメハタなどと同様に味の良い魚と言われているのです。

のどぐろってどんな味?

のどぐろは正しくはアカムツですが、このムツという名前は脂がのっていることを意味する「むつっこい」「むっちり」が由来とされ、実際にとても脂がのっている魚で「白身のトロ」と称されることもあります。

脂がとても多いため身の甘味が強く、熱を通しても硬くならないという特徴があり、煮ても焼いてもしっとりとしていて美味しい魚です。

同じく赤くて脂がのって美味しい魚にキチジ(キンキ)がいますが、味や見た目が似ていて漁獲地域が東西に分かれていることから「東のキチジ、西のアカムツ」とよばれています。

のどぐろの名前の由来は?

一般的にアカムツは、のどぐろの名称の方が広く知られており、その名の通りのどが黒いことからのどぐろとよばれています。他にも金魚に似た見た目をしていることからキンギョウオとよばれたり、特徴的な大きな眼をしていることからメキンとよばれたりもします。

のどぐろの産地はどこ?

のどぐろは日本の北から南まで多くの産地で漁獲されていますが、山陰や九州、北陸などの西側の日本海で漁獲されたものが有名です。とくに、島根県と山口県を合わせた漁獲量が全体の80%を占めており、のどぐろ産地のツートップといえるでしょう。また、島根県浜田市では市の魚に指定されたり、どんちっちノドグロの名前でブランド化したりもしています。

いままで、のどぐろは一部の地域で消費されており「幻の魚」とよばれている時期もありました。しかし、物流の発達により新鮮なのどぐろが各地に流通するようになってからは、その味の良さから広く知られるようになりました。島根県出身のテニスプレイヤー錦織圭選手がのどぐろを食べたいと言ったことから、のどぐろがブームになったこともあります。

のどぐろの旬はいつ?

のどぐろは一年を通して脂ののりがあまり変わらないため、のどぐろの旬はとくにありません。そのため、一年中いつ食べても同じように美味しく召し上がれます。

というのも、のどぐろの本場である島根県では、のどぐろが大きくなるほど脂ののりが良いとされています。そのため、産卵時期である夏を過ぎた秋から冬にかけて成長したのどぐろが最も美味しいといわれているのです。

一方で、有名なのどぐろの産地である新潟県では、産卵期にかかる夏から秋が身に栄養があるため、のどぐろの旬とされています。このように産地によって旬である時期の意見が分かれているため、のどぐろは地域によって旬に差があることから、基本的には一年を通して美味しい魚だといえます。

のどぐろの漁獲方法は?

のどぐろの漁獲方法は主に、底引き網漁業、ごち網漁業、延縄漁業、刺し網漁業などさまざまな漁法が用いられます。島根県の浜田市では、主に沖合底びき網漁業でのどぐろを水揚げしています。

のどぐろの美味しい食べ方は?

のどぐろは脂が多く加熱をしても硬くならない魚なので、生で食べても火を通しても美味しく召し上がれます。のどぐろの美味しい食べ方は次のようなものがあります。

  • お刺身やたたきなどの生食
  • 塩焼きやみそ焼きなどの焼き物
  • 潮汁やちり鍋などの汁もの
  • 甘辛く煮つけたもの
  • 干物や一夜干し
  • シンプルな塩ゆでや酒蒸し

のどぐろは皮目が美味しいので、お刺身だったら皮の脂の美味しさを感じられるたたきがおすすめです。また、同じく脂がたっぷりのった白身魚であるキチジの煮つけが美味しいように甘辛く煮つけたのどぐろは絶品です。

また、シンプルに塩焼きや塩ゆでしたものものどぐろのうま味や脂の味をすっきりと楽しめます。お酒のあてに一夜干しなどもたまりません。

まとめ

この記事ではのどぐろの有名産地や旬、美味しい食べ方などのどぐろに関する基本的な知識を解説しました。のどぐろは山陰や北陸、九州などの日本海に面した地域で漁が盛んであり、とくに山陰地方は漁獲量が多い地域です。また、旬の時期は漁獲された地域によって差があるので、一概にこの時期がのどぐろの旬だと明言することは難しくなります。そのため、のどぐろは一年を通して美味しい魚だといえるでしょう。

のどぐろはさまざまな美味しい食べ方がありますが、とくにおすすめはのどぐろのうま味や脂をシンプルに味わえる一夜干しや塩焼きです。また甘辛い味付けとも相性抜群なので煮つけもおすすめです。有限会社大秀商店では丹精こめて作ったのどぐろの一夜干しと塩焼き、煮つけに最適なのどぐろを販売しています。大自然に恵まれた浜田の海で獲れたのどぐろを、ぜひ召し上がってみてください。

のどぐろの一夜干しとは?美味しい食べ方や保存方法を解説!

のどぐろの一夜干しとは?美味しい食べ方や保存方法を解説!

日本において、魚を乾燥させて保存性を高める干物の歴史は古くからあります。弥生時代には干物を作った形跡があるように、干物は日本人との食生活とは切っても切り離せない重要な食品です。ここでは干物のうち、のどぐろの一夜干しについて美味しい食べ方や保存方法などについて解説します。

一夜干しとは?どうして干すの?

一般的に干物は、天日干しと一夜干しの2種類があります。天日干しはしっかりと日に当てて乾燥させているため、よりしっかりとした硬めの食感と味の濃さが特徴です。一方で一夜干しとは風通しの良い日陰や涼しい夜に乾燥させる干物で、天日干しに比べ乾きすぎないため、身に適度な水分が残りふっくらとしているのが特徴です。のどぐろを干物に加工するメリットは大きく分けて2つあります。

うま味や食感が増す

のどぐろは干物にすることにより、たんぱく質が分解されてうま味成分であるアミノ酸になります。それに加え、魚は熟成により筋肉中のATPという物質がうま味成分のイノシン酸に変わるので、生の魚よりうま味成分が多いということになります。

また、魚体の水分が減る事で味が凝縮され、うま味をしっかり感じられるようになることもメリットの1つです。さらに塩水に漬けて、魚の繊維に塩の成分が入ることでたんぱく質が変化し、もっちりとした食感になります。元々は保存性を高めるために作られていた干物ですが、実は味についても理にかなっています。

保存性が高まる

身の水分量が多い魚は、微生物が繁殖しやすく自己消化も早いため腐りやすい食材です。そのため、塩をして一夜干しすることで身の水分量が少なくなるため腐りづらくなります。

ただし、昔に比べると輸送技術や保存技術などが発達し、美味しさを求めた結果塩分を控えた干物が多くなっています。そのため、購入したら必ず冷蔵庫や冷凍庫で保存し、賞味期限内に食べましょう。

のどぐろの一夜干しの作り方

  1. のどぐろの一夜干しは次のような行程で行われます。
  2. のどぐろのウロコを丁寧に落とす
  3. 切り落とさないギリギリで開く
  4. おなかをキレイに洗う
  5. 海水と同じくらいの塩水に漬ける
  6. 再度洗い、冷風で乾燥させる
  7. 出来上がり

作り方はシンプルですが、作業は魚を傷めないように素早く正確に行われるので技術が必要です。また、季節や気候によって塩水の塩分濃度を変えたり、冷風乾燥の時間を調節したりする職人の判断が不可欠です。

のどぐろの一夜干しの美味しい食べ方

一夜干しは基本的に加熱して食べるので、それぞれお好きな調理器具で焼いて召し上がってください。焼き魚の基本は「遠火の強火」です。火から離して焼ける焼き網を使うのがおすすめですが、その他の焼き方でも美味しく焼くことができます。

のどぐろの一夜干しをフライパンで焼く場合

ここではフライパンでのどぐろの一夜干しを焼く手順を解説します。焼き方はほかの魚の一夜干しを焼くときと同様の手順で焼くことができます。

  1. フライパンを熱し、クッキングシートやアルミホイルを敷く
  2. 皮を下にして弱火から中火で皮に焦げ目がつくまで焼く
  3. 腹身の色が変わってきたら裏返す
  4. あまりいじらずに焼き目がつくのを待つ
  5. 焼き目がついたら完成

一夜干しは焼くとくっつきやすいので、クッキングシートやアルミホイルがあると便利ですが、くっつきにくいフライパンをお持ちでしたらそのまま焼いても大丈夫です。ふっくらとした食感がお好みの方は、フタをして焼くと水分を逃しづらくなります。

ガスコンロなどを使って焼き網で焼く

ここでは焼き網でのどぐろの一夜干しを焼く手順を解説します。

  1. 焼き網をしっかりと熱しておく
  2. 皮目を下にして焼き色をつける
  3. 皮に焼き色がついたら裏返す
  4. 身の色が変わったら出来上がり

焼き魚は「強火の遠火」が美味しく焼く秘訣といわれており、フライパンやグリルではその焼き方は難しいですが、焼き網で焼く場合は「強火の遠火」で焼くことができます。そのため、より美味しく一夜干しを焼きたい場合には焼き網を使うのがおすすめです。

のどぐろの一夜干しの保存方法は?

のどぐろの一夜干しは魚の保存性を高めた食品ですが、比較的水分量の多い干物であるためすぐに食べない場合は、冷蔵か冷凍での保存が必要不可欠です。ここでは一夜干しの保存方法について解説します。

冷蔵保存の場合

ニオイ漏れや酸化を防ぐため密閉できるフリーザーバッグやラップで包み、チルド室で保存するのがおすすめです。ただし、冷蔵保存は賞味期限内に食べられるときだけで、食べきれないときには必ず冷凍保存をしましょう。

冷凍保存の場合

冷蔵保存するときと同様にフリーザーバッグに入れるかラップで厳重に包むなどして安定した平らな場所に置きます。開閉時の温度変化で傷みが早くなるので冷凍庫の奥に入れるのが無難です。

冷凍保存した場合の賞味期限の目安は最長で30日ほどなので、できるだけ早めに食べるようにしましょう。

まとめ

一夜干しは魚のうま味をアップさせるだけでなく、日持ちするようにした食品でご飯のおかずにもお酒の肴にもぴったりです。有限会社大秀商店では珍しいのどぐろの一夜干しを販売しています。脂のたっぷりのったのどぐろの一夜干しをぜひ召し上がってみてください。

のどぐろの塩焼きの下ごしらえや焼き方とは?美味しい作り方を解説!

のどぐろの塩焼きの下ごしらえや焼き方とは?美味しい作り方を解説!

ひと昔前まで、のどぐろは産地で消費されている魚でしたが、流通技術や保存技術の発達によりどこでも入手できる魚になりました。のどぐろは脂が多い魚であるため、加熱しても硬くならないので焼き物に向いている魚です。この記事では、美味しいのどぐろの塩焼きの作り方について解説します。

のどぐろってどんな味?美味しいの?

のどぐろとは正式な名前をアカムツとよぶ、やや深い海に生息している魚です。のどぐろはとても脂がのっている魚で、焼いても煮ても茹でても硬くならない上、加熱すると脂がトロトロになって非常に美味しいのが特徴です。産地では生で食べられることも多いのどぐろですが、寄生虫「アニサキス」がいる可能性のある魚でもあるので、新鮮ですぐに内蔵を処理したものや冷凍したもの以外を生で食べるのはリスクがあります。

そのため、のどぐろを産地以外で食べる場合は加熱して食べるのがおすすめです。のどぐろはどのような調理をしても美味しく食べられる魚で、甘く煮付けても美味しいですし、お鍋の具材にされることもあります。しかし、シンプルにのどぐろの味を楽しみたい方には脂や身のしっとり感を味わえる塩焼きが何といってもおすすめです。

のどぐろの塩焼きの美味しい作り方

のどぐろは体脂肪率が20%を超えるほど脂がのっている魚なので、シンプルな塩焼きでもとても美味しく召し上がることができます。焼くことで脂がトロトロになった身は、忘れられない味になること間違いありません。

のどぐろの下ごしらえ

のどぐろのウロコと内臓を取り除きます。
魚体にまんべんなく塩を振ります。
そのまま焼くと皮が膨張してしまうので、身が膨らんでいる部分に十字の切れ込みをいれます。

のどぐろは脂が多く、食塩が浸透しにくいため多めに塩を振って1時間ほど置くのがコツです。また、焼く前に塩をふることで余分な水分を出し、焼き崩れを防ぐ働きがあります。使う塩はサラサラとした塩がパリッと焼けて、均等に振れるのでおすすめです。

のどぐろの焼き方

のどぐろの塩焼きはフライパンでもグリルでも焼くことができます。「魚は殿様に焼かせろ」という言葉がありますが、焼いている最中に何度もひっくり返すと身崩れしてしまいます。コツは殿様のようにドンと構えて、焼いてからあまり触らないことです。

詳しいのどぐろの焼き方

ここではフライパンとグリル、焼き網によるのどぐろの塩焼きの作り方について順を追って詳しく解説します。

フライパンで焼く場合

ここではフライパンでのどぐろの塩焼きをつくる手順を解説します。盛り付けるときに表になる面から焼くのがおすすめです。

  1. フライパンにサラダオイルなどクセのない油をうすくをひきます。
  2. 中火にかけ、フライパンが熱くなったらのどぐろを入れます。
  3. 焼き色が付いたら裏返して焼きます。(早すぎると身が崩れる恐れがあります)
  4. 反対側にも焼き色が付き、のどぐろの脂がじくじくと音をたててきたら完成です。


フライパンで焼く場合は、クッキングシートを敷いて焼くとくっつかずに焦げ目をつけて焼くことができるのでおすすめです。脂が多い魚なので脂が泡立つ場合がありますが、気にせず焼いて大丈夫です。

グリルで焼く場合

ここではグリルを使ったどぐろの塩焼きをつくる手順を解説します

  1. グリルをあらかじめ熱しておきます。
  2. 適度な焦げ目がついたら裏返します。
  3. 脂が染み出してのどぐろの脂がじくじくと音をたててきたら出来上がりです。


グリルの焼き網に魚がくっつくのが心配でしたら、キッチンペーパーなどにサラダオイルを染み込ませ、網に薄くサラダオイルを塗るとくっつきにくくなります。また、グリルは手前側の火力の方が低いので、尾を手前にして置きましょう。

ガスコンロなどを使って焼き網で焼く

ここでは焼き網を使ったどぐろの塩焼きを焼く手順を解説します。

  1. 焼き網をしっかりと熱しておく
  2. 十分に網が熱されたらのどぐろを置く
  3. 皮に焼き色がついたら裏返す
  4. 脂が染み出してじくじくと音がしたら出来上がり


専用の焼き網を用意する、火元に気をつけるなど手間がかかりますが「遠火の強火」を再現しやすい焼き方で、家庭で焼くなら一番美味しく焼ける方法です。

その他ののどぐろのおすすめの食べ方

今回紹介した塩焼以外にも、のどぐろの美味しい食べ方は次のようなものがあります。

  • 甘辛い煮付け
  • 一夜干し
  • シンプルな塩ゆでや酒蒸し
  • 潮汁やちり鍋などの汁もの

とくに、甘辛い味の煮付けは脂の多いのどぐろと相性抜群なので、ぜひ試していただきたい料理方法です。また、塩ゆでや酒蒸しものどぐろ自体の味わいを楽しむのに最適な料理です。

まとめ

この記事では美味しいのどぐろの塩焼きの作り方について解説しました。のどぐろは脂が多く加熱しても硬くならない魚なので塩焼きや煮つけにもってこいの魚です。加熱することで脂がトロトロになるので、ぜひ試していただきたい調理方法になります。

美味しい塩焼きを作るには下処理が欠かせませんが、有限会社大秀商店ではウロコと内臓が除去されたのどぐろをご用意しております。島根県浜田市は煮付けや塩焼きにおすすめな脂がのったのどぐろがたくさん獲れます。ぜひ一度、ご賞味くださいませ。

のどぐろの煮付けの魅力とは?おすすめの作り方を詳しく解説

のどぐろの煮付けの魅力とは?おすすめの作り方を詳しく解説

アカムツという正式名称を持つ高級魚、のどぐろ。ルビーのような美しい色合いと大きな目が特徴の魚です。最近では全国的に知名度が上昇しており、価値が高まっています。

のどぐろにはさまざまな調理法がありますが、この記事では煮付けについてご紹介します。煮付けの2つの魅力や詳しい調理法についてまとめました。

のどぐろの煮付けの魅力

のどぐろにはさまざまな食べ方がありますが、とろけるような味わいを楽しみたい方には煮付けがおすすめです。ここでは、のどぐろの煮付けについて2つの魅力をご紹介します。

のどぐろにはうま味が詰まっている

1つ目の魅力はのどぐろが持つうま味です。白身魚に分類されますが、ヒラメやタラなどのように淡泊な味ではありません。とろけるようなうま味が詰まっており、口の中に入れると風味が広がります。

のどぐろの体脂肪率は20%と言われており、「白身のトロ」とも呼ばれています。のどぐろの煮付けなら、脂身から出る凝縮されたうま味を楽しめるでしょう。

のどぐろの脂には甘みが感じられる

魚の煮付けと聞くと関東では金目鯛、関西ではカレイをイメージする方が多いようです。一般的に砂糖を多く使用するのが関東風、ダシを利かせるのが関西風と言われています。煮付けが広まった江戸時代では砂糖が高値で取引されていたという背景があり、現在でも砂糖を使用しているのです。

のどぐろの脂には、うま味だけではなく甘みも詰まっています。砂糖とは異なる、のどぐろが持つ本来の甘みを堪能できるのです。口の中に入れるとのどぐろの甘みが広がります。お酒のお供としてもおすすめの料理です。

のどぐろの煮付けはどの時期がおすすめ?

のどぐろの煮付けは年間を通しておいしく味わえますが、おすすめは秋です。秋がおすすめと言える理由としてのどぐろの産卵期が挙げられます。

多くの魚は産卵期になると栄養を蓄えようとします。普段よりも多くのエサを食べるため、他の時期に比べると脂の乗りが良くなるのです。一方で、産卵期を終えると卵に栄養が行き渡るために、味が落ちるという方がいます。のどぐろは7月~10月が産卵期と言われており、秋頃ののどぐろなら凝縮された脂のうま味を堪能できるでしょう。

産卵期ののどぐろを入手したら、甘辛のタレで優しくふんわりと煮付けるのがおすすめです。産卵期ののどぐろなら、とろけるような口溶けとフワフワとした柔らかな身を同時に楽しめます。残った煮汁はご飯と一緒にいただけます。

なお、のどぐろはサイズが大きいほど脂の乗りがよいとされています。島根県の周辺では秋頃に大きなサイズののどぐろが採れます。サイズの面から見ても、おすすめの時期は秋なのです。

のどぐろの煮付けの作り方

のどぐろに興味のある方の中には、煮付けの作り方を知りたいという方もいるでしょう。ここでは、のどぐろの煮付けの調理方法について詳しくご紹介します。

材料

のどぐろの煮付けに必要な材料として以下のものが挙げられます。

  • のどぐろ(2尾)
  • 日本酒
  • ショウガ
  • みりん
  • しょうゆ
  • 本だし
  • 砂糖
  • 白ネギ

うろこを取り除く

のどぐろを調理する際には、はじめに下処理をしましょう。のどぐろにはうろこが付いているので、包丁を使って取り除きます。うろこが取りにくいときはペットボトルのキャップを使うのがおすすめです。のどぐろのヒレはとがっており固いため、指に刺さらないように注意しながら下処理をします。

エラや内臓を取り除く

次にエラや内臓を取り除きます。内臓が残っていると苦みが生じるため、できるだけきれいに取り除きましょう。エラは包丁の先を使うと簡単に取り除けます。

下味を付ける

不要な部分を全て取り除いたら、下味を付けます。日本酒と塩で下味を付けてから、30分ほど置きましょう。時間が経過するとのどくろの身からドリップが出るため、キッチンペーパーを使ってきれいに拭き取ります。

調理

全ての準備が整ったら調理します。最初にフライパンに日本酒を入れて火にかけましょう。沸騰したら下処理をしたのどぐろを入れて1分ほど煮込みます。

その後、煮汁の材料であるしょうゆ、みりん、本だし、薄切りにしたショウガを加えて煮込みます。アルミホイルを落としてフタを作りましょう。フライパンのフタをずらした状態でかぶせて、15分ほど煮込みます。

仕上げ

15分ほど煮込んだら、砂糖を加えて3分ほど煮込みます。煮汁がとろっとした状態になったら火を止めましょう。調理したのどぐろを器に乗せたらできあがりです。最後に、のどぐろの煮付けの上に刻んだ白ネギを乗せましょう。

調理のポイント

しょうゆや砂糖は好みに合わせて量を調整しましょう。また、のどぐろの煮付けで残った煮汁は、とろみを付けながら煮詰めるがおすすめです。

まとめ

のどぐろの甘みやうま味を堪能したい方には煮付けがおすすめです。島根県産ののどぐろは脂の乗りがよく、おいしい煮付けを味わえます。

「有限会社大秀商店」では島根県浜田市の名産魚であるのどぐろをはじめ、新鮮な魚介類を販売しております。浜田市は日本海をはじめとした大自然の宝庫であり、さまざまな海の幸を堪能できます。おいしいのどぐろを味わいたい方は、「有限会社大秀商店」にお問い合わせください。お電話やFAXでの注文も受け付けております。

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